本も映画もオススメ!湊かなえさんファンのわたしがイチオシの衝撃作「告白」 

秋の夜長のおともにしたい、本と映画

 

小説を読むのが好きで、昔は小説家になるのが夢だったほどの本の虫だったわたし。

今でも小説はわたしの世界をどんどんと広げてくれる人生の素敵な相棒的存在です。

 

そんなわたしがずっと好きで本や映画化作品を追いかけているのが、湊かなえさん。

彼女の作品のなかでも、一番心が動かされた衝撃の作品「告白」について、今日はここで感想を書いてみたいと思います。

 

1.息もつけないほどの緻密な展開

この小説を初めて読んだとき、衝撃の展開の連続で、最後まで息もつかずに読んだことを今でもよく覚えています。

文体はとても自然で、読みやすい女性ならではの優しいタッチなのですが、物語は読者の予想を裏切る方向に進んでいきます。

ネタばれになるので、あまりここでは詳細は語りませんが、このストーリーテリングの技法に度肝を抜かれました。

 

2.人として何を大切に生きるべきかを問われる

映画版では、松たか子が主人公を演じていますが、主人公は学校の先生。彼女は愛娘を失った過去を抱えています。

人としての道徳として、悪いことをした人を罰するのか、それとも自分はそれを許すことができるのか?

このストーリーを前にして、一人ひとりが自分の本質を問われます。

心にぐさっとくる描写も多く、わたしならどうするだろう、と思わず自分に問うてしまう、そんなテーマ性の深い作品です。

 

3.本も映画も両方見てほしい!

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https://blog.goo.ne.jp/na-mi-703/e/63ee0fb3b3e2ab2c146e42da90b2672a

 

わたしはこの本を読んだ時、映画版は見たくない!と思いました。(好きな作品ほど、映像化したらギャップが大きいので)

でも、この作品は違いました。映画も、小説も、どっちもいい!と言えるわたしの中では数少ない作品の一つ。

 

映画ではスローモーションのカットや、松たか子のまるでロボットのような感情ゼロの演技、売り出し中だった橋本愛が出演しているなど、見る楽しみ満載。

原作だけでけっこうです!と言っている人にもおすすめしたい1本です。

 

・映画 「告白」  予告編

https://www.youtube.com/watch?v=HaiVclUehBY

 

秋の夜長に、湊かなえさんの他の映像化作品ももう一度たどってみようと思います。